掛け算と割り算、どっちが先?子どもにもわかる順番ルール

雑学
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「え、これって掛け算を先にするんじゃなかったの?」
こんなふうに、小学生のテストを見て驚いたことありませんか?

実は「掛け算と割り算の順番」って、大人でもうっかり迷ってしまうトピックなんです。
とくに、両方の記号が同じ式に出てきたとき、「どっちを先に計算すればいいのか」は、知っているようで知られていないルール。

この記事では、文部科学省の指導要領や実際の教科書に基づいて、計算順序の正しいルールをわかりやすく解説します。

子どもに「なんでそうなるの?」と聞かれて困らないように、今こそ復習のチャンス!
「順番ルール」を理解して、もう計算ミスにサヨナラしましょう!

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掛け算と割り算はどっちが先に計算される?

計算の順番ルール:基本は「左から順番」

結論から言うと、掛け算と割り算は「優先順位が同じ」で、左から順に計算するというのが正式なルールです。
これは、小学校の算数でも中学校の数学でも共通の原則です。

たとえば、「12 ÷ 3 × 2」という式があった場合、
「12 ÷ 3」を先に計算して「4 × 2 = 8」が正解になります。
一方で、「3 × 2 = 6」を先に計算して「12 ÷ 6 = 2」とすると誤答になるんですね。

この「左から順に計算する」というルールは、単なるマナーではなく、数学的な約束として明確に決まっているもの。
優先順位でいえば、「括弧の中を先に計算 → 乗除(掛け算・割り算) → 加減(足し算・引き算)」という順序があるなか、掛け算と割り算は「横並び」で扱われます。

混乱しがちですが、「掛け算の方が強い」「割り算の方が後」というのは誤解です。
どちらも同じレベルなので、出てきた順=左から順に計算する、これが基本です。

掛け算と割り算の優先順位は同じって本当?

「えっ、でも小学校のとき『掛け算は割り算よりも先』って言われた気がする…」
そんな記憶、ありませんか?

実はこれ、小学校低学年の指導時期でありがちな「簡略化された説明」が原因です。

子どもにとって掛け算の理解の方が早く、割り算はその応用とされるため、先に掛け算を学びます。
その流れで「掛け算の方が先」と記憶してしまうことがあるんです。

しかし、学年が進むにつれ、教科書でも「掛け算と割り算は同じ優先順位」「左から計算」としっかり教えられるようになります。
つまり、正確なルールとしては「優先順位は同じ」「左から処理する」のが正解です。

誤解したままの知識で大人になってしまうと、意外なところで計算ミスをしてしまうので、ここでしっかり整理しておきましょう!

文部科学省の指導要領と教科書に書いてあること

文部科学省の「学習指導要領」や、主要な教科書(東京書籍、啓林館など)では、演算の順序について以下のように記されています。

  • 乗除の演算は優先順位が同じ

  • 式の中に掛け算と割り算が混在している場合は、左から順に計算する

これは日本全国、すべての学校で共通して教えられている内容です。
また、学校のワークブックや市販のドリルにもこのルールは徹底されており、テストでも「左から計算」が基本となっています。

つまり、「左から順に計算する」は、ただの便利ルールではなく、正式な教育指導の中で確立されているルールなんですね。

なぜ「左から順番」がルールになっているの?

計算の意味を理解すると納得できる理由

掛け算と割り算を「左から順に計算する」理由は、単なる決まりごとではなく、計算の意味そのものに基づいています。

たとえば、式「20 ÷ 5 × 2」は、

  • 20を5で割って「4」にしてから、

  • その「4」に2を掛ける、という流れになります。

これを逆にして「5 × 2 = 10」「20 ÷ 10 = 2」と解くと、全く違う答えが出てしまいますよね。
つまり、式の左側から順に処理していかないと、元の意味とズレてしまうのです。

特に文章題(ストーリー問題)では、「まず何をして、その結果に何をするのか」という順序が大切です。
それを無視して「掛け算だから強い」などと処理順を入れ替えると、問題の意味が崩れてしまうんですね。

実際の例:2×3÷6はどこから計算すべき?

ここで、シンプルな例を見てみましょう。

2 × 3 ÷ 6

正しい順番で計算すると…

  • 2 × 3 = 6

  • 6 ÷ 6 = 1

しかし、もし割り算を先にしてしまうと…

  • 3 ÷ 6 = 0.5(割り算を先に計算)

  • 2 × 0.5 = 1

ん? たまたま答えは同じですが、これは偶然です。

順序を変えてもたまたま結果が同じになるケースもありますが、すべての式でそうとは限りません。
正確な理解を身につけるためにも、原則通り「左から順に処理する」と覚えておくのがベストです。

学習の現場での混乱とその対処法

小学生に教えるとき、混乱しがちなのが「見た目の印象で判断してしまう」ことです。

「×のほうが強そうに見える」
「÷は後から出てきたから後でいい」
という感覚的な判断が混乱の原因になります。

ここでおすすめなのが、「電車の乗り換えルール」にたとえる方法。

たとえば「A駅→B駅→C駅」の順で乗り換える場合、
いきなりA駅からC駅には行けませんよね?
掛け算・割り算も同じく、登場した順に乗り換えていく=左から順に計算していくことで、正しい目的地(答え)にたどり着けます。

このように、「どうしてそうなるのか?」を日常の例に置き換えて説明することで、子どもも納得しやすくなります。

式の並び方で答えが変わる?注意すべきポイント

掛け算を先にすると間違える例

先ほど「左から順に計算するのが基本」とお伝えしましたが、実際にこのルールを無視すると、答えがまったく変わってしまうことがあります。

例えば、次の式を見てください。

12 ÷ 3 × 2

正しくは、

  • 12 ÷ 3 = 4

  • 4 × 2 = 8

でも、もし掛け算を先にしてしまうと…

  • 3 × 2 = 6

  • 12 ÷ 6 = 2

なんと、答えが「8」と「2」で大きくズレるんです!

このように、掛け算を優先してしまうと、計算の意味も答えも変わってしまう
だからこそ、どんなときでも「左から順に」が絶対ルール。
暗算でパッと計算してしまう癖がある人ほど、注意が必要です。

割り算を先にすると逆に変になる場合もある

一方で、割り算を無理やり先にするとどうなるのか?
次の例を見てみましょう。

24 ÷ 4 × 2

これは、

  • 24 ÷ 4 = 6

  • 6 × 2 = 12 が正解です。

でも、もし「4 × 2 = 8」を先にやってしまうと、

  • 24 ÷ 8 = 3

またしても全然違う答えになりますね。

つまり、「掛け算を先にしても」「割り算を先にしても」ルールを破ればミスの元。
**どちらかが「強い」わけではなく、順番こそが命!**ということが、これらの例からはっきりわかります。

括弧を使えば順番を変えられることも理解しよう

ただし、順番を変えたいときに使える便利な道具もあります。

それが「括弧(かっこ)」です。

括弧がある場合、その中を最優先で計算します。
たとえば、

12 ÷ (3 × 2) のような式なら、

  • 括弧の中を先に計算 → 3 × 2 = 6

  • 12 ÷ 6 = 2

このように、括弧を使えば意図的に計算順序を変えられるんですね。

つまり、式を見たときに「順番があいまい」と感じたら、自分で括弧を使って明確にするのもひとつのテクニック。
実際のテストや文章問題でも、「計算の流れをハッキリさせたいとき」は括弧が活躍します。

小学生・中学生にどう教える?家庭学習で役立つ伝え方

子どもが混乱しやすいポイントとその理由

「掛け算と割り算、どっちが先か」で迷う子どもは多く、その理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、見た目の印象で判断してしまうこと
「×のほうが“強そう”に見える」「÷は後回しでもよさそう」など、計算の意味よりもマークの印象に引っ張られてしまうんです。

2つ目は、先生や家庭での説明が統一されていないこと
特に低学年で「掛け算を先に」と単純化された説明を聞いていると、正確なルールにアップデートされにくくなります。

こうした背景を踏まえ、子どもには“なぜ左から順番なのか”を丁寧に伝えていくことが大切です。

「左から順に」がなぜ大事なのかをイメージで説明

ルールを押し付けるだけでは、子どもはなかなか納得してくれません。
そんなときは、身近な例え話を使うのが効果的です。

たとえば、次のような例を使ってみましょう。

例1:料理の手順
「野菜を炒めてから、調味料を入れるでしょ?逆にすると変な味になるよね。計算も、順番を守らないと変な答えになるんだよ。」

例2:階段を上る順番
「3段の階段があったら、1段目から上がらないと2段目には行けないよね?式も左から順に進んでいくのがルールなんだ。」

こうしたイメージで伝えることで、子どもは「なるほど!」と納得しやすくなります。

また、「×と÷はどちらも“同じグループ”で、仲良く順番を守って計算していく」というストーリー性を持たせると、さらに印象に残りやすいです。

簡単な練習問題で定着させる方法

ルールを理解した後は、実践がいちばんの定着法
シンプルな練習問題を使って、繰り返し練習することで、正しい順番が自然と身につきます。

以下のような問題を日替わりで出すのがおすすめです。

例題

  • 18 ÷ 3 × 2 = ?

  • 24 ÷ 6 × 4 = ?

  • 20 ÷ (2 × 5) = ?

  • (12 ÷ 2) × 3 = ?

これらの問題は、順番を守らないと答えがズレるように設計されています。
「答えが違うと気づく → なぜかを考える → 順番のルールに気づく」
というサイクルを繰り返すことで、理解が深まっていきます。

また、クイズ形式で親子で競争したり、タイムアタックで遊びながら学ぶのも効果的です!

掛け算の方が強そうに見える誤解

子どもだけでなく、大人でもよくあるのが「掛け算の方が割り算より“強そう”に見える」というイメージからの誤解です。
見た目が「×」の方が存在感があって、「÷」は補助的に見える…そんな印象を受けることがあります。

ですが、これは完全に感覚の問題で、計算ルールとは無関係です。
算数では「掛け算も割り算も同じ仲間」であり、どちらが先という“力関係”はないんです。

特に「12 ÷ 3 × 2」のような式では、この誤解のせいで、うっかり「3×2=6」から計算してしまい、誤答になるケースが多発します。

この誤解をなくすには、「見た目にだまされず、左から順にやると決める!」という意識づけが大切です。

「先生がこう言ってた」と違うことを覚えている場合

「え?小学校のとき、“掛け算が先”って先生が言ってたよ?」
こんな記憶を持っている人は意外と多いです。

実際、低学年で演算を導入するとき、先生が理解を助けるためにあえて単純化して「掛け算は先にやろう」と教えることもあります。
これは乗除混合の式がまだ難しい段階での仮ルールのようなもので、学年が上がるときちんと修正されていきます。

でも、その“昔の記憶”がずっと残っていると、大人になっても間違えやすい。

このケースでは、「今は正しいルールを知ったんだから、ここでアップデートしよう!」と自分に声をかけてあげましょう。
家庭で子どもに教える場合も、「昔のルールは今と違うから、こっちが正式なんだよ」と伝えてあげることが大切です。

ミスを防ぐための3つのチェックポイント

計算ミスを防ぐには、ポイントをしっかり押さえることが大切です。
以下の3つのチェックポイントを意識するだけで、間違いはグッと減らせます。

チェック1:式を一度「音読」する
→ 声に出すと順番が明確になります。「12 ÷ 3 × 2」と読めば、左から進む感覚がわかる!

チェック2:左から順に“線で区切る”
→ 計算するとき、頭の中で「12 ÷ 3|× 2」と区切ることで、視覚的に順番を整理できます。

チェック3:一度メモで整理する習慣をつける
→ 暗算よりも、途中式を書いてミスを防ぐクセづけが効果的!

応用編:掛け算・割り算と他の演算が混ざったとき

足し算・引き算との優先順位はどうなる?

これまで「掛け算と割り算は左から順に計算する」と説明してきましたが、
ではそれが足し算や引き算と混ざっている場合はどうなるでしょうか?

結論からいうと、掛け算・割り算は足し算・引き算よりも優先して計算します。

たとえば、次のような式を見てください。

5 + 6 × 2

この場合、まずは「6 × 2 = 12」を計算し、
そのあと「5 + 12 = 17」となります。

「左から順」ではあるものの、乗除(× ÷)は加減(+ −)よりも先に計算するというルールがあるんですね。
つまり、計算順の優先度をまとめるとこうなります。

【演算の優先順位】

  1. 括弧( )の中

  2. 掛け算・割り算(左から順)

  3. 足し算・引き算(左から順)

この順番を守るだけで、複雑な式も落ち着いて正解までたどりつけます!

まとめて考えるための「演算の順番」早見表

ここで一度、演算のルールを一枚の早見表として整理しておきましょう。

優先度 処理内容 ポイント
1 括弧の中 最優先!計算順を変える強力な存在
2 掛け算・割り算(左から順) 仲間同士でけんかせず、仲良く左から
3 足し算・引き算(左から順) 最後に登場、でも油断するとミスに

複雑な式でも迷わないための思考パターン

ちょっとややこしい式を見たとき、迷わないための考え方があります。
それが、**「括弧がある?ない? → 掛け算・割り算を先に → 最後に足すor引く」**という順番チェックです。

たとえば、
8 + 12 ÷ 4 × 2

この場合、括弧はなし。
まず「12 ÷ 4 = 3」「3 × 2 = 6」
最後に「8 + 6 = 14」になります。

「パッと見て混乱しそう…」と思っても、
このルールを思い出せば、あわてず落ち着いて対応できます。

また、テストや試験では暗算よりも“途中式を書いて確認”するのが鉄則!
「どこを先に計算したか」が見える化されるだけで、ミスの確率がグッと下がりますよ。

まとめ:掛け算と割り算、迷ったらこのルール!

掛け算と割り算が同じ式に出てきたときは、「左から順に計算する」が正解。
どちらが“強い”ということはなく、仲良く横並びで扱うのがルールです。

また、足し算・引き算が混ざっている場合には、掛け算・割り算が先。
括弧があれば、その中が最優先になります。

「見た目」や「なんとなくの記憶」に惑わされず、正しい順番を理解しておけば、計算ミスをグッと減らせます。
ぜひ家庭学習でも、早見表や例題を活用しながら、お子さんと一緒に演算の順序を楽しみながら学んでみてくださいね!

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